図解でわかる現代ポートフォリオ理論

3. リスク回避度と無差別曲線

 投資家満足度 

 

投資家のタイプには、リスク回避者、リスク中立者、リスク愛好家の3つのタイプに分類できますが、現代ポートフォリオ理論では、すべての投資家は、リスク回避者であると仮定しています。そして、リスク回避者である投資家はそれぞれの満足度によって、投資の選択が異なってきます。投資家の満足度を効用といい、投資家が満足度として等しく感じるリスクとリターンの組み合わせを「効用無差別曲線」と呼びます。

 

リスク回避者である投資家が選ぶリターンとリスクの組み合わせは、図のような曲線になります。これらの曲線は、左上方にあるほど満足度(効用)が高くなります。左上方にあるほど、リスク水準が低くてリターンが高くなるからです。証券ADは、同じ無差別曲線上にありますので満足度は等しくなっています。A,Dのどちらかを選択する基準は、投資家がどれだけリスクを取れるかという「リスク許容度」にかかってきます。この曲線上では、リスクを高くとってリターンも高くとるというのであれば証券D、あまりリスクをとれないのでリターンも低くていいというのであれば証券Aを選ぶことになります。ただし、投資家のリスク許容度によって、効用無差別曲線の形は変わってきます。

 

また、投資家の満足度は、ポートフォリオと重ねることで向上させることができます。証券ADの組み合わせにより、AXDという新しい投資機会が得られます。これに証券A,Dの無差別曲線と同じ曲線を重ね合わせると、A,Dのどちらかにしか投資できなかった時よりも効用(満度度)の大きい、すなわちより左上方に位置する「ポートフォリオX」に投資することが可能となるのです。

 

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