図解でわかる現代ポートフォリオ理論

2. 投資家の選好

 リターンとリスクに対する効用

 

投資家がポートフォリオを効率的に組む時、いくつかある証券をどのように選択するか考えてみましょう。

 

図には、証券ABCD4つの証券があります。まず、A,B,Cの3つの証券から、投資家はどの証券を選ぶでしょうか。一般に投資家は、同じ収益率であればリスクの小さい投資対象を選ぶ「リスク回避者」ですから、同じリターンの水準にある3つの証券の中から、最もリスク水準の低い証券Aを選ぶでしょう。逆に多くのリスクをとることで高い収益率を望む「リスク愛好家」は証券Cを選ぶでしょう。また、「リスク中立者」は、リスク水準に関わらずリターンにしか関心がないので、A,B,Cのうちどれでもいいことになります。

 

次に、BDの2つの証券では、投資家はどちらを選ぶでしょうか。投資家は一般的に「リスク回避者」が多数と思われるため、同じリスクの水準であれば、リターン水準の高い証券Dを選ぶでしょう。

 

このように、一般の投資家が「リスク回避者」とすると、次のことがいえます。

①同じリターンなら低いリスクを好む。

②同じリスクなら高いリターンを好む。

 

これが、投資家が投資行動において選択する満足度であり、この満足度を効用といいます。投資家は、リターンとリスクの2つを総合的に評価して、満足度の高い投資を選択するわけです。

 

ここで、証券ADでは、投資家はどちらを選ぶかという問題が残ります。これは、リターンの大きさとリスクの大きさの組み合わせの関係に対して、それぞれの投資家の満足度によって選択が異なってきます。

 

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