金融2.金融市場

相談者のプロフィール

余裕資金500万円の50代のサラリーマン。住宅ローンの残債が少しになってきたので、手持ち資金を少し運用しようと考えている。

相談事例

今までの預貯金中心の運用ではなく、多少のリスクを承知の上で投資なども考えています。教育費がかからなくなったとはいえ、自分たちの老後資金も考えなくてはいけませんから大きなリスクはとれません。運用にあたって、貯蓄と投資のバランスをうまくとる判断材料について教えてください。

FPの回答

資金の積極運用にあたっては、常に金利動向株式市場の関係を考えておくことが大切です。金利動向に直接関係ある金融市場には、短期金融市場と長期金融市場があります。

短期金融市場
取引する金融商品の満期が1年未満。
●インターバンク市場

銀行、生保、損保、証券会社などの金融機関が市場参加者。金融機関同士のごく短期間の資金の過不足を補うためにコール市場手形市場で資金のやり取りが行われます。日銀が金融政策を具体的に実施するため、金融調節の手段としてコール市場の無担保翌日物コールのレートが金利誘導の対象となることがよくあります。

現在、無担保翌日物コール金利は、短資会社の手数料を考えると実質ゼロ金利といえます。
●オープン市場

一般の事業法人や個人でも参加できる市場。CD(譲渡性預金)、CP(コマーシャル・ペーパー)優良事業法人の短期借入目的の約束手形)、TB(割引短期国債)、FB(政府短期証券)、債券現先市場で資金の調達と運用が行われます。
インターバンク市場での金融調節は、金利裁定取引を通じて、オープン市場に波及し、やがて長期金融市場にも影響を与え、金融市場全体に広がります。

長期金融市場
取引する金融商品の満期が1年以上。
●債券市場

長期金利の代表的なものは期間10年の長期国債利回りです。日々の動向からそのトレンドを読むことによって、景気、物価、為替などの経済動向がわかります。
●株式市場

株式市場全体の動きは、金利動向と深い関係があります。資金の調達面では、金利が低下すると企業の設備投資意欲が増し景気が良くなり、企業業績も金利負担が減少することにより上向くので、株価もこれに反応して上昇します。逆に金利上昇は株価にマイナスに作用します。
一方、資金の
運用面では、金利が低下すると債券による運用の魅力が減り、株式での運用に資金が移動します。逆に金利が上昇すると債券運用の魅力が増し、株式から債券への資金が移動します。

金融資産の積極運用にあたっては、株式や投資信託の割合を、金利動向と株式市場との関係から株式市場の先行きを見通したうえで決定し、投資と貯蓄の割合をつねに見直していく考え方が必要になってきます。

 

コメント

一般に、景気底打・回復期(金利底打・上昇初期)は、株式投資。景気天井・後退期(金利天井・下降初期)は、債券運用 ここ何年間は、低金利・低株価の特殊な年が続いています。

 

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