金融1.経済指標

相談者のプロフィール

40代のサラリーマン。最近、経済不況と雇用状況の悪化、年金改正による不安もあって定年後の自分のライフプランについて真剣に考え始めた。

相談事例

自分のリタイアメントプラン、資産運用のプランを考える以前に、これからの日本経済がどうなるか、私自身の雇用条件がどうなるか心配でたまりません。今後の日本の経済状況を自分でもある程度分析、把握できる知識を持っていたいのですが、基本的な経済の統計データの見方を教えてください。

FPの回答

日本の経済や景気を分析する代表的な指標としていくつかあげられますが、主なものとして次のものがあります。

日銀短観
日本銀行が行う「主要企業短期経済観測調査」(主要企業短観)と「全国企業短期経済観測調査」(全国企業短観)があります。
一般に全国企業短観を中心とした公表形式となっています。規模別データ(大企業、中堅企業、中小企業)を活用し、規模別の企業動向の比較ができます。
4回の日銀短観では、
業況判断需要関連判断及び価格判断生産高及び売上高企業収益設備投資雇用企業金融
7項目の調整結果が公表されます。このほか年2回、 海外生産高、海外設備投資額の項目が追加されます。


●業況判断(DI・・・調査時期は36912、調査結果は14710に発表され、他の景気指標より速報性、継続性、網羅性に優れ、金融当局の発表であるため、信頼性もあります。
DIの調査方法・・・調査企業に「良い」「さほど良くない」「悪い」の3つの選択肢の中から回答をもらい、指数を算出します。  

 

業況判断DI(%)=「良い」と回答した企業の割合-「悪い」と回答した企業の割合

50%の会社が業況が「良い」と答え、30%の会社が「悪い」と答えた場合の業況判断
50-30=20

 

景気動向指数(CI)
毎月、経済企画庁が発表します。

CI(Composite Index)・・・ 指数を構成する複数の指標の変化率を合成し累積した指数。変化の相対的な大きさ・テンポなどを示す。景気に先行して動く指標先行指数一致して動く指標一致指数遅れて動く指標遅行指数といい、それぞれの系列で指数を算出します。

従来、景気動向指数はDI(ディフュージョン・インデックス)を中心に公表されていましたが、平成204月分よりCI(コンポジット・インデックス)中心の公表体制に変更されました。

 

●景気動向指数の採用系列

先行系列

一致系列

遅行系列

   最終需要財在庫率指数

   鉱工業生産財在庫率指数

   新規求人数(除学卒)

   実質機械受注(船舶・電力を除く民需

   新設住宅着工床面積

   耐久消費財出荷指数

   消費者態度指数

   日経商品指数(42種総合)

   長短金利差

   東証株価指数

   投資環境指数(製造業)

     中小企業売上げ見通し

   生産指数(鉱工業)

   鉱工業生産財出荷指数

   大口電力使用量

   稼働率指数(製造業)

⑤   所定外労働時間指数(製造業)

   投資財出荷指数(除輸送機械)

   商業販売額指数(小売業)

   商業販売額指数(卸売業)

   営業利益(全産業)

   中小企業売上高(製造業)

   有効求人倍率(除学卒)

   第3次産業活動指数(対事業所サービス業)

   常用雇用指数(製造表)

   実質法人企業設備投資(全産業)

   家計消費支出(全国勤労者世帯、名目)

   法人税収入

   完全失業率

 

コメント

このほかに、GDP(国内総生産)とGDE(国内総支出)の違いも理解しておきましょう。

 

 

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