自分年金づくりのためのマネープラン

公的年金だけでは、自分の望む生活が難しいと言われています。

公的年金はあくまで生涯資金の一部として生かし、そのほかに現役世代のうちから自分の年金づくりをしていくことが必要となります。

iDeCo(確定拠出年金の個人型),NISA(少額投資非課税制度)は税優遇メリットなどがあり、生涯資金づくりのための有効な方法となります。

 

1.生涯資金プランのポイント

生涯資金をつくるにあたってのポイントは、以下の3つです。

 

① 引退後いくらで生活するか? (老後資金はいくらか)

   ⇒ 現役時代の何割の資金で生活するか

② いつ引退するか? (引退期間は何年か)    

   ⇒ 何歳まで働くか、完全な引退時期は何歳か  

③ 利率0%の貯蓄で足りるか? (運用利率は何%か)

   ⇒ 貯蓄で足りなければ、リスクを取って運用できるか

 

2.金融機関を選ぶポイント

老後資金を運用によってつくる場合に利用するiDeCoNISAについては、公式サイトなどで紹介されています。ここではiDeCoを利用するにあたって、最初に必要なことを考えましょう。それは、口座を開くための金融機関(運営管理機関)を決めることです。

 ※会社で確定拠出年金の企業型に加入している場合は、会社指定の金融機関を利用することになります。

 

金融機関選択のポイントは、以下になります。

①コスト(毎月かかる手数料)
②商品ラインナップと評価) 
③サービス (受入態勢と内容)

このほかに、あまり触れられていないことが

④ポートフォリオ適性
です。


金融機関のサイト(窓口)では、簡単なシミュレーションによって自社扱い商品での資産配分ができるものがありますが、自分の適性に合ったオリジナルなポートフォリオがどこまでつくれるか疑問となるところです。

 

3.生涯資金プランのたて方

①資金

65歳から100歳までに勤労収入や年金収入以外に希望する資金として毎年60万円(月額5万円)を取り崩していくと、利率0%で積み立てながら取り崩す場合、2100万円(60万円×35年)の資金が必要となります。

 

②期間
必要資金2100万円を40歳から60歳までの20年間で積み立てることにします。

 

③利率
毎年50万円(月額4.2万円※)を運用利率0%で積み立てると1000万円(50万円×20年)となり、必要資金に1100万円が不足します。(※iDeCoは企業型DCと合わせて月額5.5万円まで積み立て可能)

この不足金を解消し目標資金2100万円まで積み立て、かつその資金を取り崩していくためには何%の運用利率が必要となるでしょうか。そのためのリスクはどれだけ取れるでしょうか。

 

4.オリジナルポートフォリオの必要性

前記の例で、簡単なシミュレーションを行うと、資産配分の1例として以下のようになります。

標準型の運用タイプとして、期待リターン4%,リスク8%

 

画一的なシミュレーションでは、以下の問題点があります。

●同じリスクリターンで、ほかのパターンの資産配分に変えられるか?
   ⇒ 同じリスクリターンで運用資産の種類や数を変更し複数パターンを検討する

●同じ目標リターンで、もっとリスクを高く(または低く)取れるか
   ⇒ リスク許容度テストのほかライフプラン、キャッシュフローをもとに適正なリスクを取る

目標リターンをもっと高く(または低く)できるか?
   ⇒ 投資経験に合わない期待リターンを設定することは避ける

●株式(または債券)だけで運用できるか?

   ⇒ 運用資産種類は本人の適性に合わせる

毎月の掛金をもっと少額(または高額)にできるか?
   ⇒ 将来の取り崩し用資金の額、期待リターンなどを再設定する

 

これらについてはご本人とアドバイザーの共同作業として、オリジナルなポートフォリオを作成していくことになります。

 

5.全体ポートフォリオ

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図のポートフォリオは、前掲の問題点をできるだけ調整したパターンの1例です。

 

・期待リターン4%,リスク8%掲ポートフォリオと同じ)

・運用商品は、4資産

・国内証券と外国証券の組合せは、45:55

・株式と債券の組合せは、30:70

となります。

 

iDeCoの掛金だけで目標資金に達しない場合は、NISA(つみたてNISA)と振り分けて運用することが可能です。

その場合、iDeCoNISAの各口座内で同じ資産配分率で個々に行うことも可能ですが、それぞれの制度の特徴を生かして、両口座全体で1つのポートフォリオが完成するようにした方が効果的でしょう。そのほかには、一般の課税口座に振り分けて積立運用することになります。

 

※運用商品(投資信託)の選び方については、下記ページをご覧ください。

 ⇒ 投信選び10箇条

6.iDeCoとNISAの比較

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iDeCo,一般NISA,つみたてNISAの制度の比較表です。

iDeCoと「一般NISAまたはつみたてNISA」は併用可能ですが、一般NISAつみたてNISAは併用できません。

 ※ここに掲載した図表は、シミュレーションの前提となる条件が適正か、運用目標のリターン・リスクがその条件に最適かを問うものではなく、説明上1パターンを挙げたものです。

※ポートフォリオの予測数値は過去データをもとにしたもので、将来の損益を確定・約束するものではありません。

※特定の金融商品の販売、売買を推奨することはしていません。

 

 

 

 

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