運用か保障かの区別がだいじ ~ シュテルン  

シュテルン(アリアンツ生命保険)

 

通貨選択と変額の組合わせ 

通貨選択型投資信託運用(特別勘定)を組み入れた仕組みの変額年金保険です。ただでさえ変額年金は複雑になってきているところへ、投資信託でも分かりにくいものが絡んでいます。こういう複雑な仕組みのものは、よほど理解してからでないと買えないという見本の商品です。といっても、変額年金そのものをどれだけの人が理解して購入しているかはちょっと疑問ですが。

 

変額年金の死亡保障と年金原資については最低保証(一時払い保険料)があります。積立金額には、満了時に契約時に引かれた初期費用(一時払い保険料の2~5%)が上積みされます。上積みしても基本保険金額に達しない(元本割れ)場合でも、基本保険金額までは保障されます。

 

目標額に達しないと為替リスクも 

積立金額が円換算で目標額(100%~300%で1%刻み)以上になった場合はその時点で円に換算され、それが年金原資となります。問題は、目標額に行かない場合です。その時は目標額に達するまで年金開始時期を3年間繰り下げます。仮に目標額に達しない場合は、繰り下げ期間中に為替リスクを被ることもあります。

 

保障の損得を考えると 

運用だけを考えると、運用期間5年の場合、一時払い保険料に対して3.0%(満了時に戻る)以外に、保険契約関連費用年率2.9%、資産運用関連費用年率0.36%かかりますから、年率3.26%、5年で16.3%、年金受取期間を5年として年金資産に年金管理費1%を足して、約17%の運用益を出さないと元が取れない年金保険だということです。もっとも、死亡保障も兼ねていますから運用だけで損得は言えませんが、であれば、保険料が安い定期保険でもいいように思えますが・・・。  

(2011.07.29)

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<契約概要>
契約年齢 : 0歳~75歳 
最低保険料(契約時): 300万円~5億円(10,000円単位) 
積立期間 : 3・5・10年 
契約初期費用:一時払保険料に対して据置期間3年:2.0%、5年:3.0%、10年:5.0%
保険関係費用(保険契約管理費):基本保険金額に対して年率2.9% 
資産運用関連費用 :信託財産にに対して0.36% 
 
<ユニットプライス>2011.07.29
米ドル建て:99.08
豪ドル建て:98.13
運用する特別勘定は、米ドル通貨と豪ドル通貨の2本。米ドルでは株式40%と債券60%、豪ドルでは株式50%と債券50%。

 

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