1. 平均分散アプローチ

リスクの概念

 

 「平均・分散アプローチ」とは、投資家の意思決定は、将来のリターンの期待値(平均値)である期待収益率と、期待値を中心として将来の収益率がどの程度上下にばらついて発生するか(分散、標準偏差)、この「平均」と「分散」という2つの尺度で行われるアプローチです。

 

リスク(分散)とは期待するリターンの「ブレ」の幅のことで、期待値からはずれる(ブレる、あるいは散らばる)ことによって、リターンが大きくなったり、小さくなったりします。

 

図は、期待収益率が20%の場合です。縦軸は、そのリターンが起こる頻度を現しており、山型の中央にある縦の線は、期待リターンが20%になる確率(平均値)が最も高い頻度で起こる状態を示しています。横軸は期待収益率の数字で、期待リターンが平均からはずれるほどそのリターンの起こる頻度が下がることを現しています。中央から右に行くほどリターンが大きくなり、逆に左へ行くほどリターンが小さくなります。ずっと左へ行くとリターンがマイナスとなります。両端に行くほど、そのリターンが起こる確率が減っていきます。このように、期待リターンがはずれる度合いを「1標準偏差」、「2標準偏差」などといいます。標準偏差が1つ分起こる確率は約68%、標準偏差が2つ分起こる確率は約95%であることが統計上わかっています。

 

平均値から散らばる度合いを分散、その平方根を標準偏差といい、投資でリスクというときは「標準偏差」が何%であるとして現します。図では、リターンが0%以下になる確率は2.5%(「100%-95%=5%」の半分)しかないということがわかります。言い換えると、この証券が元本割れする確率は、2.5%ということになります。

 

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