【外貨建終身保険 A商品】保障だけでない保険を求めて(米ドル建て)

 ■保険にもとめるもの 

保険に何を求めるか。言うまでもなく、保障です。これが、外貨建て(米ドル建て)となると、死亡保障以外に貯蓄性や運用性まで求められたりします。保障だけなら、円建て保険でも十分だからです。

 

保険は、シンプルな仕組みな保障ほど、商品性がよいといえます。終身で100,000米国ドル(6月末換算でほぼ8,000,000円)、契約時の予定利率は年3.0%(2012.04.01現在)で、日本の定期預金以上です。投資信託のパフォーマンスには及びませんが、投信のようにリスクがないということを考えれば運用性から見て十分な商品と言えます。

 

■返戻金は年金受取へ

たとえば、毎月15710米国ドルを30歳~60歳まで30年間払い込んだ場合を見てみましょう。

支払保険料は、56,556ドル(157.1ドル×12ヵ月×30年)、これに対して30年後の60歳で解約した場合の返戻金は57,410ドル。この場合の直接利回りは1.51%。年率にすれば0.05%。これを、たいしたことないとするかですが、前提が終身保障の保険ということを忘れないでください。30年間、いざという時に100,000ドルの保障に守られながら、払い込んだ保険料が減らずに現金化できるということです。

 

しかも、この返戻金は年金として受け取ることができ、57,410ドルを年金原資とすると、10年の確定年金で約62,700ドル(毎年6,270ドル)を受け取ることができます。ただし、年金受取の場合、受取額に対して1.0%(20124月)が差し引かれますので、実際受取額は62,073ドルで利回りは8.21%です。

 

■保障と運用性の両立は為替次第

外貨建て商品で最も注意したいのは、言うまでもなく為替レートです。今までの話は為替レートが、加入時から解約時まで30年間、そして解約から年金受取の10年間、合わせて40年間変わらないことが前提となっています。しかし、実際にはこんなことはめったにありません。40年間、レートは日々変わります。

 

現在(2012.06.25)の円換算払込特約用の為替レートは、1ドル80.61円。これ以上大きく円高に振れることはあまり考えられませんが、30年後40年後はさらに円高になっている可能性がないわけではありません。逆に、今より円安になっていることも十分考えられます。

 

円高になれば、受け取る金額が支払った時の価値分よりは減り(為替差損)、今より円安になれば受け取る金額が支払った時の価値分より増えます(為替差益)。また、円高になったら、途中で解約すればいいという方法もありますが、この商品は保障が目的ですから、10年以内に途中解約すれば、本来の目的である保障がなくなるのはもちろん、高めの解約費用が発生します。いくらかかるかは、保険会社は開示しておらず、これも日本の保険業界の問題ですが、ここでは取り上げません。

 

■保障のかけ持ちは意味がない

冒頭にいいましたように、まず、保険商品に何を求めるかです。必要な保障を得るのに月々いくら必要か、それが第一です。その次に保障以外にどのようなメリットがあるか、利回りはどうかを考えてみるといいでしょう。保険料が高いか安いかは、同種商品と比較することで分かりますが、いくら払って、30年後、40年後にいくら戻ってくるかを計算してみるのは一つの方法です。当然、その時の問題は為替です。

 

余裕もって、円建て保険との組み合わせで保障のかけ持ち分散ということも言われたりします。そこまで、為替が気になるなら外貨建て商品は選ばないことです。なぜなら円建てではインフレリスク、外貨建てでは為替リスク、いずれにしてもリスクにさらされて、今以上に気をもむようになるからです。

 

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【商品概要】

■米国ドル建ての終身保険。保険料払込期間満了後も一生涯の保障が続き、キャッシュバリュー(解約返戻金)の活用が可能。

・ 特約を付加することにより、「円」での取り扱いも可能。

・ 保険金額が50,000米国ドル以上の場合は、保険料の高額割引制度が適用。

●付加できる特約

・介護前払特約  ・疾病障害による保険料払込免除特約  ・リビング・ニーズ特約

・保険金等の支払方法の選択に関する特約  ・ 円換算支払特約  ・円換算払込特約

・円換算貸付特約

●契約年齢範囲

0歳~75

●保険期間

終身

●保険料払込期間

5年・10年~30年(5年きざみ)、55歳~85歳(5歳きざみ)、終身払

●保険料払込方法

一時払・年払・半年払・月払

●保険金額

最低保険金額 : 2万米国ドル    

最高保険金額 : 700万米国ドル (日本円換算で7億円の範囲内)

●配当方式

無配当

 

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